
監修
志水 恵臣日商簿記3級・2級
本記事の仕訳・数値・用語は、日商簿記2級保有者が内容を確認しています。
最終更新:2026年8月4日
日商簿記2級・商業簿記の最重要論点「連結会計」を、診断5問+集中ドリル10問でチェック。選択肢を押すとその場で正誤と解説が出ます。最後にあなたの苦手論点を自動診断し、該当する解説へご案内します。
※記事「連結会計をゼロから理解する」と同じ設例(P社がS社の80%を8,000円で取得/S社純資産8,000円)を使っています。
Ⅰ. 苦手診断(5問)各論点を1問ずつ。間違えた論点があなたの弱点です。
診断1資本連結
P社はS社株式の80%を8,000円で取得し支配を獲得。支配獲得日のS社純資産は8,000円(資本金5,000+利益剰余金3,000、時価=簿価)。計上されるのれんはいくら?
解説:のれん=取得原価8,000 −(純資産8,000×80%=6,400)=
1,600円。純資産の“全額”ではなく“持分”を引くのがポイント。
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診断2非支配株主持分
同じ設例で、支配獲得日に計上する非支配株主持分はいくら?
解説:非支配株主持分=子会社純資産8,000×(1−80%)=
1,600円。外部株主(20%)に帰属する部分。
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診断3のれん償却
のれん1,600円を10年で均等償却する。連結第1年度の「のれん償却」の金額は?
解説:1,600 ÷ 10年 =
160円/年。連結損益計算書では「販売費及び一般管理費」に表示。
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診断4利益の按分
S社が当期純利益1,000円を計上。非支配株主に帰属する当期純利益はいくら?(非支配20%)
解説:1,000×20%=
200円。仕訳は(借)非支配株主に帰属する当期純利益200 /(貸)非支配株主持分200。
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診断5配当の修正
S社が配当400円を実施(親80%)。連結修正で、親会社側で借方に消去する科目は?
解説:親が受け取った
受取配当金320を借方で消す。貸方は「剰余金の配当400」、差額80は非支配株主持分(借方)。“貸方=受取配当金”は典型ミス。
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Ⅱ. 集中ドリル(10問)連結を横断的に。答え合わせしながら知識を固めましょう。
ドリル1基礎
連結財務諸表は、親会社と子会社の個別財務諸表をどのように作成する?
解説:「単純合算+連結修正仕訳」。修正仕訳は個別帳簿には残さない(だから翌期に開始仕訳が要る)。
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ドリル2資本連結
「投資と資本の相殺消去」で相殺される“投資”にあたる科目は?
解説:親会社の「子会社株式(投資)」と、子会社の「資本(資本金・利益剰余金)」を相殺する。
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ドリル3のれん
連結損益計算書で「のれん償却」はどの区分に表示される?
解説:のれん償却は
販売費及び一般管理費。営業利益を減らす費用として扱う。
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ドリル4資本連結
取得原価が「取得した純資産の持分額」を下回る場合、その差額はどう処理する?
解説:差額は
負ののれん発生益(特別利益)として発生年度に一括計上。資産計上はしない。
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ドリル5応用
子会社の土地(簿価3,000・時価3,500)。連結上の評価替えの仕訳は?
解説:子会社資産を時価評価し、差額を
評価差額(純資産)に。純資産が増えるため、非支配株主持分・のれんの計算にも影響する。
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ドリル6開始仕訳
翌年度の「開始仕訳」では、前年度までの連結修正仕訳のうち損益項目を何に置き換える?
解説:損益項目は「
利益剰余金当期首残高」に読み替えて再度計上する。純資産項目も「〜当期首残高」に。
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ドリル7成果連結
P社がS社へ商品3,000円を掛販売(グループ内取引)。内部取引高を相殺する仕訳は?
解説:グループ内の売上高と売上原価は同額の内部取引 → 両建てで相殺する。
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ドリル8成果連結
上記取引で生じたグループ内の売掛金・買掛金800円。相殺の仕訳は?
ドリル9未実現利益
P社→S社へ売上総利益率20%で販売。期末にS社在庫へP社仕入分が売価1,000円分残る。ダウンストリームの未実現利益の消去は?
解説:未実現利益=1,000×20%=
200円。ダウンストリーム(親→子)は全額消去のみで、非支配株主への按分はしない。
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ドリル10未実現利益
ドリル9が「S社→P社(アップストリーム)」だった場合、全額消去に加えて必要な処理は?
解説:アップストリームは利益を計上したのが子会社 → その未実現利益には外部株主分も含むため、
非支配株主持分にも負担させる追加仕訳を行う。
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次の一歩:あなたに合った進み方は?
① まず解説で理解する
間違えた論点は、通し設例つきの解説記事で流れごと確認するのが最短です。
連結会計の解説を読む →
② 独学がしんどいなら
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※本ドリルは日商簿記2級(商業簿記)の学習用に、一般的な会計処理を題材として作成したものです。のれんの償却期間や個別の処理は、問題文の指示・最新の出題区分表・会計基準に従ってください。監修者による内容確認を行っていますが、最終的な受験対策は公式情報をご確認ください。